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DEVELOPMENT STORY
新しい時代に新しい価値をつくれるか。
男の着物の楽しみ方をもっと広げたい。
そのために今までにないアイデアを。
一本で六つの柄を出すことができます。*柄の種類は一例です。
悩める "男心" から開発が始まった
男着物を楽しみたいけど「何を選んだら良いかわからない。」
これはよく聞く言葉。
だったら"一本で気軽に色々なコーデを楽しめる商品はできないか?" 黒木織物はこう考えました。
「今あるすべての角帯を超える商品を作りたい」クリエイター魂に
火が付いた瞬間でもありました。
世の中に角帯はたくさんあれど・・・
"これならいけるぞ”
なんでもそうですが、0から1にする作業が最も困難。
そこには完成までの設計図などないのだから。
今回のアイデアを形にする突破口も意外なところにありました。
それは過去に試作していた"四面締められる角帯"。
さっそく頭の中で描いた展開図、
「ここにこれが・・・ こっちにこれが・・・」
「この織り方なら・・・」
あっ、「これならいける!」
当時は商品化に至らなかったものの、なんと8年前に試作していた
四面締められる帯の着想と経験が生きた。
試作に次ぐ試作、試作、試作・・・
博多織は一般的に地厚でしっかりとした生地風で知られています。
博多織の織元のDNAとしてはそれが "良し" ではあるけれど
今回の商品には不要な感覚。自分たちの常識を一旦離れるところから
制作はスタートしました。
目指したのはできるだけ軽く、薄く、でもハリのある地風。
それともうひとつはコストパフォーマンス。
"気軽に"という事を標榜したからには手に取りやすい価格を実現したい。
そのための経糸・緯糸・素材・織り方・意匠・デザイン・・・
例えば柄と柄の境目ひとつにしても、1ミリに満たないであろう巾を幾度も調整。
そうしてできた生地はベンチマークにしていた帯との重量も許容差に抑えることができた。
出来上がったエポックメイキングな商品
幾度もの試作と着用テストを行い、出来上がった商品を
2021年和装の本場、京都での商談会にて初お披露目。
来場者のみならず、厳しい目を持つモノづくりの仲間からも
上々の評価を得ることができました。
とはいえ、ここがスタートライン。
これから生まれる商品展開にご期待ください。
実用新案登録 2021-3046
実用新案登録の報告
2021年、無事に実用新案登録を
いただく事ができました。
商標登録の報告
2022年、無事に「六本着」の商標登録を
いただく事ができました。
商標登録 2021-088894
六本着の使い方動画はこちら
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